こんにちは!石井れいです。
コロナウイルス…。
すごい勢いで勢力を増していますね。私が勤務している総合病院には毎日コロナウイルス肺炎疑いの患者さんが来ています。世間ではマスク不足、消毒液不足が言われていますが、病院内はどうなっているのか?など、色々情報公開したいと思います。
コロナウイルス最新情報

2020年3月29日の最新情報です。
国内 | 感染者数 | 1693人 |
死亡者数 | 52人 | |
回復者数 | 404人 | |
国外 | 感染者数 | 569467人 |
死亡者数 | 26438人 | |
回復者数 | 138425人 | |
ダイヤモンドプリンセス号 | 感染者数 | 712人 |
死亡者数 | 10人 |
イタリア | 感染者数 | 92472人 |
死亡者数 | 10023人 | |
中国 | 感染者数 | 81439人 |
死亡者数 | 3300人 | |
スペイン | 感染者数 | 72248人 |
死亡者数 | 5690人 | |
フランス | 感染者数 | 37575人 |
死亡者数 | 2314人 | |
アメリカ | 感染者数 | 85356人 |
死亡者数 | 1246人 |
見にくいグラフですいません(;_:)毎日すごい勢いで増えています。
1日どれくらいコロナ感染疑いの患者さんが来てるの?

来院時の症状は風邪、微熱、咳など。総合診療科か救急に受診していて、受診人数は今のところそこまで多いという感じはないです。
が、みなさん自分がコロナウイルスに感染しているなんて思っていない方がほとんどです。で、検査したら陽性だった…。といった感じです。私の職場ではコロナウイルス感染陽性だった方はまだ少数ですが、今後もっと出てくると思います。
実は病院が1番危険?

スーパーや空港で今日も感染者が…
感染者が出たため臨時休業…
とニュースで毎日放送されていますが、実は病院内が1番感染リスクが高いと思います。
病院には毎日コロナウイルス感染疑いの患者さんが来ているし、実際感染者も出ているし、風邪で受診しにきてるのにマスク不足でマスクをしていない人もちらほら。おいおいと思いますけど、こっちもマスク不足なのであげる事もできず。
手すりや椅子も誰かが触るたびに消毒しているわけじゃないし、ぶっちゃけ感染し放題だと思います。
いつか自分も感染するんだろうなー…と思いながら毎日出勤しています。正直。
検査室や診察室は?
検査室や診察室の枕やタオルケット、患者さんが触れたところは毎回消毒…
なんてことはしていません。
タオルケットは毎回たたんで次の患者さんに使用します。汚れたらもちろん取り換えますが。
毎日何百人と来る患者さんに対して何百枚もタオルや枕を用意しているわけじゃないので、これは仕方ないと思います。
入院中の患者さんは免疫力が弱っているし、検査室で外来の患者さんと接触することもあるのでいつ感染してもおかしくない状態です(>_<)
お見舞い規制にクレーム?

今は家族以外のお見舞いはできないようになっています。クレームとまではいきませんが、ブツブツ言う方はちらほらいます。
友達や恋人が入院していてもしばらくはお見舞いに来れませんが、むしろ来ない方が良いと思います。病院内はコロナ感染疑いの方だらけなので自分の身を大事にして下さい(>_<)
医療崩壊の可能性は?
ベッド数が足りない、医療物資が足りない、スタッフ間の感染によりスタッフが足りない。これらはイタリアやスペインですでに起きており、日本でもいつ起きてもおかしくない状態です。
今の患者数であれば何とか医療崩壊は免れると思いますが、これからどうなるかは未知数です。スタッフの集団感染が起きれば病院の機能も停止してしまうので、これは1番避けたいですね。
病院はマスクや消毒液は足りてる?

私の病院ではまだギリギリ足りていますが、発注をかけても納品は明らかに遅くなっています。オペ室や救急室が優先になるので、検査部門が後回しになるのは仕方ないことですね。
系列病院ではマスクの使用は1日1枚のみになったそうです。
手作りのガーゼマスクの効果は?
市販のマスクが売っていなくて手作りのガーゼマスクを付けている方が増えています。ウイルスはガーゼをすり抜けるほど小さいので、正直防ぐ事はできないかもしれません。が、咳で自分自身の唾液を飛ばすのを防ぐことができるので医療従事者の立場からすると何もしていない方よりかなりありがたいです。

市販のマスクをしていれば大丈夫?
マスクをしていれば感染を防げると思っている方が多いですが、そうでもありません。
マスクの表面、顎付近にはウイルスが付着しています。そのマスクを触った手を口元に持って行ったり、顎にずらした後またマスクを付けたりすると元も子もありません。
マスクはできるだけ触らず、清潔に保てるようにして下さい。
院内はコロナウイルスで大騒ぎ?
私の職場では世間が騒いでいるほど騒がれていません。コロナウイルスに対する対策はもちろん色々上がってきていますが、コロナウイルスだけでなく心筋梗塞・脳梗塞・インフルエンザなど致死率の高い患者さんも毎日のように来るので、コロナウイルスだけに敏感になっている雰囲気はないです。
ようするにコロナウイルスは何が怖いのか

まだ明確になっていないウイルスであり、感染力の強さや治療方法、予防方法が確立されていない所がコロナウイルスの怖い部分です。これから変異して、さらに危険なウイルスになるかもしれません。
つまり、感染したら自分の免疫力で治癒しないといけないという事です。子供や年配の方、免疫力が下がっている方は重症化リスクが高く、ゆえに致死率も上がります。
まとめ

まだまだ感染拡大を続けているコロナウイルス。
いつ感染してもおかしくない状態ですし、もし感染しても万全の体調で挑めるように私は体調管理を徹底しています(>_<)睡眠、食事、適度な運動、感染予防。できる事はたくさんあります。
免疫力が下がれば感染する確率、重症化する確率が上がるため、常に体調管理をしてベストな状態を保っていて下さいね。
暖かくなってくればウイルスは落ち着くはず。今、世界中が治療方法を探してくれています。
頑張ってみんなで乗り越えましょう!
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